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参鶏湯(サムゲタン)は夏の滋養強壮食!三伏に食べてみませんか?

こんにちは、ゆにこです。

今回は韓国の滋養強壮食として知られる参鶏湯(サムゲタン)についてご紹介します。

韓国では、夏バテ対策として、三伏の時期に参鶏湯を食べると、1年間病気をせずに過ごせると言われています。

参鶏湯は、日本で言うところの、土曜の丑の日に食べる「鰻(ウナギ)」のような料理ですね。

三伏というのは、初伏(しょふく)、中伏(ちゅうふく)、末伏(まっぷく)の総称で、夏の最も暑い時期のことを言います。

毎年日付けが変わりますが、2022年は以下の通りです。

・初伏は716

・中伏は726

・末伏は815

韓国では三伏の日には参鶏湯専門店に行列ができるほど賑わいますし、学校の給食や会社の社食でも参鶏湯が出ることがあるようです。

日本でも韓国料理店へ行けばたいてい参鶏湯がメニューに並んでいます。

最近では、スーパーでも参鶏湯がお手軽に食べられるセットが売っていますね。

今年は夏を乗り切る滋養強壮食として、参鶏湯を食べてみませんか?

参鶏湯はどんな料理なの?

参鶏湯は、丸鶏の内臓を取り出して、中に洗ったもち米高麗人参、干したナツメ松の実ニンニク生姜などを詰めて、最低でも2~3時間、長いものでは丸一日じっくり煮込んで作ります

じっくり煮込むので、鶏だしがたっぷり出てそのままでも美味しいのですが、辛い味付けが多い韓国料理のなかで、「味が薄い」と感じるかたもいるようです。

そんなときは、一緒に出される塩、コショウをつけて食べたり、キムチをのせて食べたりすると味に変化があって美味しく食べることができます。

参鶏湯に入ってるナツメは食べてもいいの?

参鶏湯に入っているナツメは食べない方がいいと言われています。

ナツメは、煮ている間に鶏の悪い成分を吸収しているから、というのが理由のようです。

実際のところはどうなのでしょうか?

NAVERで調べてみました。

韓薬を調合する際にナツメと栗を必ず入れるのは、ナツメと栗がほかの薬材の毒を吸収し、薬の口当たりをよくしてくれるからです。

参鶏湯に入っている高麗人参とニンニクの強い「気」を、ナツメと栗が吸収し、特に鶏の脂を吸収してくれます。

そのために食べないほうがいいと言われているのですが、実際それほど害があるわけでもありません。

ただ煮ている間に、ナツメの薬効成分はほとんどスープに出てしまっているので、あえて食べる必要がないということです。

食べても病気になったりするものではありません。

http://naver.me/x4b1xoC8 から引用

ということですので、ナツメは食べても食べなくても問題ないということが言えます。

参鶏湯とタッカンマリ、どう違うの?

参鶏湯は、韓国の鶏料理の代表としてよく知られていますが、タッカンマリも人気のある鶏料理です。

どちらも鶏を丸一羽使って調理されます。

参鶏湯は鶏の内蔵を抜いて韓薬を詰めたものを뚝배기(トゥッペギ)と呼ばれる韓国の土鍋で煮て、1人または少人数で食べるような料理です。

一方、タッカンマリは、鶏一羽をネギなどの香味野菜、ジャガイモ、トッポギなどと一緒に洗面器のような鍋で煮て、大勢で食べるような料理です。

日本の水炊きに近いですね。

食べるときは、参鶏湯は塩コショウをつけて、タッカンマリはお好みのタレにつけて食べます。

タッカンマリのタレは「タテギ」と呼ばれる辛い味噌ダレが人気があり、日本の水炊きと少し違います。

また、参鶏湯とタッカンマリの大きな違いは、高麗人参が入っているかいないかというところにあります。

参鶏湯の「参」という漢字は高麗人参を表しています。

高麗人参と鶏を煮込んだ「湯」(スープ)が参鶏湯というわけです。

参鶏湯とタッカンマリ、どちらも体が温まるので冬にも人気が高い料理ですが、参鶏湯にはタッカンマリよりも血行に働きかける食材が多く含まれています。

もち米が入っているのでカロリーも高め、ご飯1杯分でも3倍のエネルギーがあり、栄養たっぷりです。。

ゆえに、参鶏湯はタッカンマリとくらべて、滋養強壮食として人気が高いのではないかと思われます。

まとめ

今回は、「参鶏湯(サムゲタン)は夏の滋養強壮食!三伏に食べてみませんか?」と題して、参鶏湯がどんな料理なのかについてご紹介してきました。

私が韓国へ行ったときに、辛いものやこってりした肉料理が多くて「重いな」と感じたときに食べたのが参鶏湯でした。

優しい味なのに、疲れ気味の体が復活して、その後の旅程を元気にこなせた思い出があります。

後で、参鶏湯が滋養強壮食として韓国の人たちにも親しまれている料理だと知って、なるほどその通りだと思いました。

好きな料理のひとつになったので、私は韓国へ行くたびに1回は必ず参鶏湯を食べに行きます。

韓国料理を食べに行ったらメニューに参鶏湯があるのをチェックして、パンゲタン(半羽の参鶏湯)があれば注文します。

丸一羽だとちょっと量が多いんですよねwww

日本の参鶏湯はそれでも小さめの鶏のことが多い気がしますが、韓国の参鶏湯はお腹がパンパンになるほどの量です。

美味しくて完食してしまうんですよねwww

食べた後の満足感とか疲労回復感とか充実しているので、参鶏湯は、夏を元気に乗り切りたい方や夏バテになりそうな方におすすめです。강추!

最後までご覧いただきありがとうございます。

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